天の道をいき 真実を司る 

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ゼータガンダム ダイジェスト 君は刻の涙を見る  シリーズ化の功労者!

  ☆ 天道のレジェンドアニメNO1!  語らねばなるまい!

 

    前作「ガンダム」から7年後

   前作の良い者「地球連邦軍」の一部が増長し

   ティターンズを結成 その暴君政治に対し

   連邦の一部が「反地球連邦組織」エゥーゴを名乗り交戦!

   後に前作の悪者ジオンの残党アクシズが参戦し三つ巴の大戦に!

 

    「大乱の戦火の中 描かれる一人の少年の物語」 それがゼータです。

 

    放送当時はシリアスで暗いがカッコイイって感想でした。

   主役カミーユと敵役ジェリドのやりあいが面白い!

   カッコイイ デザインのMSが多数登場し

   後半は変形MSも大活躍(多分11機種)

   

    しかし話の難解さから離脱する級友も続出!

   プラモだけ買って見てない人も出る始末です。

   子供向けロボットアニメは勧善懲悪が当たり前

   そんな時代だったので仕方ありません。

 

    正義と悪でドンパチやってればわかりやすいんですが

   構図的には現体制(ティ)VS革命軍(エ)VS新興勢力(ア)なので

   三つ巴がややこしく途中から天才野心家シロッコまで加わり

   複雑さに輪をかけます!

 

    そんな中 現れる一服の癒し

   フォウムラサメの登場です!

   自由奔放に見えるフォウですが軍事施設に記憶を奪われ

   深い悲しみを抱えています。

   

    カミーユと出会い敵同士ながら深く惹かれあう2人

   しかし激しい戦火は2人を悲恋に導きます。

 

    天道アニメヒロインランキングでぶっちぎりのトップ

   それがフォウです!(2位は戦場ヶ原ひたぎ 3位は毛利蘭)

   永遠のフォウなのです!

 

    ゼータには魅力的なキャラが多数登場しますが

   そのほとんどが戦死します。

   当然 戦争の激化が最大の要因ですが

   裏側は続けて続編がすぐ開始するからです。

   新番組に前作キャラを多数出すと新規ファンに敬遠されます。

   一番手っ取り早いのが戦死退場だからです。

 

    はっきり言ってカミーユは強いです。

   強いからこそ新作には不要となります。

   新主人公がボヤけるからです。

   かといって主役を殺す訳にもいかない製作者は

   あろうことか「精神崩壊」という荒業にうってでます。

   ただでさえ話が暗いと云われてるのに

   最終回でこのうつ展開は当時の少年・少女に

   激しい衝撃を与えました。

 

    天道も当時は大好きなキャラが精神崩壊するとは

   夢にも思わず 驚きました。

   あげくにコミックボンボンで「プッツンカミーユ」なる

   今で言う電波系キャラまででる始末。(面白かったけど!)

 

    主役カミーユの精神崩壊 ヒロイン・フォウの悲しい最期

   そりゃあ暗いと云われても仕方がない!

   けれど天道的最強アニメは間違いなくゼータなのです。

   (反動か次回作はやたら明るい)

 

    ジェリドの最期とかヤザンの生存とか

   納得いかないところはもちろん有りますが

   機会があれば見て損のないアニメです!

   (フォウが出てる5話だけ見ても楽しい!)

 

    後の映画版で多少の救済はなされましたが

   戦争の悲惨さを伝えた物語は

   暗いからこそ意味があると思ってます。

 

    -次回はキャラ編